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はてなブログからのステップアップ!WordPressサイトの作り方をかんたん解説


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はてなブログを使っていて、やはり自前のサイトを作ろうと思うこと、ありますね。

でも何からどうやればいいのかよくわからない、と保留にしている人は割にいるのではないでしょうか。

ワタクシこのほど三つ目のサイトを作るに当たり調べましたが、必要な情報と全体像のわかるページがあんまりないなーと思ったのでここにまとめます。

WordPressで自分のサイトを開設するまでの案内になります。細かく数値を比較などはしませんが、大体の大枠がわかって検索地獄にはハマりにくいと思います。

自前のサイト制作に必要なもの

まず基本から。

自分でサイトをつくるには、住所(ドメイン)とそれなりのスペース(サーバー)がまず必要です。

用意したスペースには土台(WordPress)を作ります。そこに骨組み(WordPressテーマ)を組み、内装(プラグインカスタマイズ)を施して売り物(記事)を陳列すると考えてみてください。

ここでお金がどうしてもかかるのは、住所(ドメイン)とそれなりのスペース(サーバー)を確保することです。賃貸物件を契約するのと同じですね。

お値段は、月600円〜1,000円程度。住所やスペースによってはもっと高くつきます。

最近はjimdoなどのホームページ作成サービスも普及していますが、やはりSEO(検索への引っ掛かりやすさ)はWordPressに敵いません。

では早速、ドメインを取得しましょう。

独自ドメインを取得しよう

ドメイン名の決め方

ドメインの取得は早い者勝ちです。世の中に一つとして同じドメインはありません。しかも移転する以外に変更はできませんから、慎重に決めましょう。

決め方は誰にでもパッと見てどんなサイトかわかりやすいものが良いです。

例えば株の投資のブログなら「kabu.com」「toshi.com」など。しかしこれほどシンプルで覚えやすいものは既に取られてしまっていますから、サイト名と結びつけて工夫しましょう。

短い方が手打ちしやすいですが、そんな機会は殆どないですね。それよりもすぐ何のサイトかわかる方が良いでしょう。

サブドメインを活用しよう

将来いくつかのサイトを作るつもりなら、サブドメインを使うのが良いでしょう。メインのドメインさえ取得していれば後でいくらでも作れます。お金もかかりません。

例えばヤフーならメインが「yahoo.co.jp」、ヤフーオークションのページ「auctions.yahoo.co.jp」はサブドメインです。一つの建物に部屋がたくさん入れられるイメージですね。

この場合は「ヤフー」や「はてな」のようなブランド名を付けるつもりで考えるのもアリです。内容をあまり限定しない、汎用性の高い言葉を見つけましょう。

ちなみにはてなで既に独自ドメインを使っている人も、サブドメインWordPressで使えるようです。こちらで紹介されています。

blog.minimal-green.com

ドメインのしっぽ(トップレベルドメイン)の決め方

「yahoo.co.jp」のしっぽ、「co.jp」の部分は色々なバリエーションがあります。「.com」「.net」などもよく見かけますね。実はこの中では「.com」が一番安いです。

反対に、「.com」より安いドメインは見かけたことがあまりないものばかりのはず。素直に「.com」を選びましょう。既に取られてしまっているなら次に安い「.net」がおすすめ。このしっぽ部分にはちゃんと意味があるのですが、個人サイトならまず気にする必要はありません。

ドメインを取得するところ

ドメインの取得といえばお名前.comムームードメインです。

ドメインの価格は随時変動しており、今いくらなのかは実際に上の公式ページに飛んで確認するしかありません。

このため一概には比較できませんが、傾向としてはお名前ドットコムの方が更新料が安め、ムームードメインは取得の費用が安めです。

ドメインを取得すると通常は一年間の期限付きとなります。その後は毎年更新料を払うため、お名前ドットコムの方がどちらかといえばおすすめです。

更新料も変動があります。数年分支払うと割引になるような制度はありませんが、今の価格で確実に更新できるのが複数年払いのメリットです。

お名前ドットコムは更新が迫るとハガキで知らせてくれるのも嬉しいですね。

  • お名前ドットコム

スタードメイン は上二つほどメジャーではありませんがお名前ドットコムより安い場合もあります。

またこちらのみ2020年6月まではクレジットカードで5%還元のされる「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象事業者ですので、この期間におすすめです。

どこでドメイン取得をするかはこの後のレンタルサーバー選びにも関わりますので、まずは取得する前に続けて読んでみてください。

ドメイン取得時の注意点

ドメインを申し込むときには、必ず「Whois情報公開代行」にチェックを入れてください。これに申し込まないとあなたがいつこのドメインを買った、という情報が公開されてしまいます。

上で紹介したドメイン取得代行会社ならこの設定にお金が追加でかかることも特にありません。スタードメインだけは少し特殊で、申し込み時何もせずともWhois情報公開代行をしてくれます。

レンタルサーバーを借りよう

さて取得したドメインを使って、次はサーバーにセットしましょう。おすすめのレンタルサーバーは以下の三つです。

この三つなら個人サイトとしては十分な性能があると言えるでしょう。無料SSL化(一定の安全性が確保されているサイトにすること)や電話サポートがついており、WordPressのかんたんインストールも可能です。

使用可能メモリは無制限、転送可能メモリも個人サイトで足りなくなることはあまり考えられません。海外からのログイン画面へのアクセスを遮断してくれるセキュリティ対策も三社全て行っています。

ヘムテルロリポップを利用するなら、ムームードメインドメイン取得すると設定を一つ省けます。エックスサーバーは「ドメイン一つプレゼント」のキャンペーンをやっている場合はエックスサーバーで取得となります。

ここが、ドメイン取得がサーバー選びに関わると言った理由です。

エックスサーバーの特徴

エックスサーバーは「ドメイン一つプレゼント」のキャンペーンをやっている場合に大変おすすめです。エックスサーバーは安定性に定評があり、ドメインが一つずっと使えるならば次に紹介するヘムテルよりおトクです。

また使っている人が多いためウェブ上に情報が多いことも特徴の一つです。

キャンペーンは不定期のためエックスサーバーのサイトで直接確認してみてください。

  • エックスサーバー

ヘムテルの特徴

エックスサーバーがドメインプレゼントキャンペーンをやっていなければ、ヘムテルが一番おすすめです。細かい数値を比べるとエックスサーバーの方が性能が上のものもありますが、総合的にはヘムテルの方がスペックが高いと言えます。

最近エックスサーバーに対抗してか、月800円〜のプランを打ち出してきました。個人ならばこのプランでまず不足はないでしょう。

  • ヘムテル

ロリポップの特徴

月500円〜(スタンダードプラン)という安さと引き換えになっているのは、スピードです。ページの表示スピードが上の二つよりちょっと遅いんですね。具体的にはディスクが高速化に欠かせないSSDではなくHDD。

表示スピードはSEOでも不利になるためよく考えて選ぶ必要があります。また閲覧だけでなく編集中にも遅さを感じるという声がありました。しかし性能としては十分なレベルですのであまりお金をかけたくない人にはおすすめです。

スタンダードより上のプランを使用するならエックスサーバーヘテムルの方が性能面でおすすめです。

番外:カラフルボックスの特徴

上の三つは非常にメジャーで十分な実績がありますが、カラフルボックス は2018年にサービスを開始した新しいレンタルサーバーです。

しかし性能が大変良く、はっきり言って上三つのサーバーよりもスペックが上です。

さらに月480円〜という格安プランでもメモリや容量以外はほぼ同じ性能。つまり下位プランでも、SEOに重要な要素である表示スピードに遜色がありません。

通常レンタルサーバーはプラン変更ができないか、できても上位プランのみの場合がほとんどです。それがカラフルボックスではどのプランにも柔軟に変更可能なのもポイント。

30日間もお試し期間を提供しているところも自信を感じさせます。大体は10日程度ですからね。

8プランのうち電話サポートは上位3つのみですが、メールやライブチャットがあれば十分ではないでしょうか。あとログイン画面の海外IPを遮断するセキュリティ対策は行なっていませんので自分できちんとプラグインなんかで対策する必要があります。

あとは実績の薄いこと。ここが上三つと比較してのデメリットということになります。

私は長らくエックスサーバーでしたが、私にはちょっとオーバースペックで高めだなとずっと薄っすら感じてきました。

検索してすぐ出てくるようなサイトを作っている人と、趣味程度の一個人では必要な容量やメモリがケタ違いなんですよね。

ブログが本業ではない大体の人はここの格安プランで十分でしょう。ヤフーに乗るほどバズる予定があるなら別ですが、個人で数千の記事を書いたり一日に1万アクセスも行くかというと疑問です。

しかしサービス開始から日が浅いのも事実。乗り換えを検討するためお試しに申し込んでみましたので、後日また感想などをご報告したいと思います。

記事を書く準備をしよう

ここから先はサーバーによって変わります。手順としては

ということになります。テーマを入れて、ようやくはてなブログの開設をしたときと同じ辺りにまで来る感じですね。

ドメインの設定、WordPressのインストールは各社ガイドがウェブ上に公開されています。手順通りにやれば決して難しいものではありません。

WordPressのテーマは無料で良いものがたくさんありますのでまずは無料で探してみましょう。

WordPressテーマのおすすめ

私からのおすすめとしては以下三つです。

あまりカスタマイズせずすぐに始めたいなら、以下二つが良かったです。設定に時間をかけずオシャレなサイトを始められます。

細かく設定したい人は

がおすすめ。無料とは思えない充実の機能には驚かされました。私のメインサイトではこのテーマを使用しています。

インストールは子テーマも一緒に

WordPressスタイルシートがテーマに含まれており、直接スタイルシートをいじるとテーマのアップデートをする際消えてしまいます。そのため子テーマをセットでインストールするのが定石。親テーマを入れてから子テーマを入れ、メニュー「テーマ」から子テーマを選べばOKです。

ここから移転作業や基本的な設定をしていくわけですが、それはまた後日ということで。その際はテーマのインストールから解説したいと思います。