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みんなの声で行政は変えられる?「パブリックコメント制度」の話


#7 (London Demo 2) / martkelly

突然の、よく知らない団体からの電話

昨日、よく知らない団体から突然電話がありました。

「えっ、何なに?団体が私に直接電話って?詐欺とかじゃないよね」とか瞬時に考えてしまったチキンな私でしたが、全くそんなんじゃありませんでした。

だいぶ前なんですが、この国際環境NGOグリーンピースという団体の取り上げている「ネオニコチノイド系農薬残留基準緩和問題」に署名したことがありました。

つまり「この農薬がもっと農作物に残ってもいいじゃん!」という農薬メーカーから(たぶん)の要請を受け、行政が審議をしていた。そこに「やめて!そんなに農薬残ったらミツバチ消えちゃうんだよ!」という署名を、このグリーンピースが集めていた。

それを偶然見かけ、参加していたのです。

言われて思い出しましたが、ほぼ詳細は覚えていませんでした。「あ、そんな問題があるのか。そりゃ止めた方がいいな。署名しよ」という軽い感じで署名したから。

でもそんな署名でも役に立ったようで、この問題は再審議が決まりました。詳細は後述しますが、これは異例のことだそうです。

電話でこの知らせを受けて、私は初めて政令や国の定める審査基準に、みんなで声をあげることで「待った!」できるんだと知ることになりました。

どのように政令や審査基準が定められるのか

こういった審査基準等が定められるまでに、次のような流れがあります。

意見公募手続きの流れ
Copyright © Ministry of Internal Affairs and Communications

「案の公示・意見募集」というプロセスにおいて、実は誰でも意見を提出することができるのですね。これをパブリックコメント制度と言います。

この制度について、知っている人はあまり多くはないと思います。(私もさっき知りました。)

実際、今までは「残留農薬パブリックコメント募集のあと、再審議が行われることはまず無いとまでいわれ」ていた。それくらい、形式的な扱いをされていたそうです。また、厚生省は「パブコメのなかから科学的な意見しか取り上げない」と言っていたそうです。

しかし今回は、市民の高い関心や意見を受けて、厚生労働省もそれを部会の委員の方に伝える努力をしてくれたのではないか。グリーンピースではそのように書いています。

参考:みんなの声が残留基準の緩和をとめています--クロチアニジンの残留基準の緩和が再審議になりました! | 国際環境NGOグリーンピース

つまり、パブリックコメントで私たちが声をあげることで、行政の決定を動かすことができるんです。

今回のような農薬残留基準の緩和問題では、農薬メーカーなどは団体で企業利益のために声をあげることができます。ですから、こうした基準は企業の利益優先のものになりやすいんですよ。

それを、止めることができる制度があったんですね。これは活用しない手はない!できるだけたくさんの人に知らせたい!と思いました。

私たちが食べている農産物は、ミツバチがつくっている

 さて、冒頭の「ネオニコチノイド系農薬残留基準緩和問題」。

特に大きな問題は、私たちの食べる農作物をつくってくれているミツバチが消滅してしまうことです。

私たちが食べている農産物の1/3が、ミツバチなどの受粉によってつくられているほど、ミツバチは私たちの食生活に欠かせない存在です。

そ んなミツバチがいま、日本、そして世界中で大量消失が起きています。その理由の一つが、ネオニコチノイド系農薬です。EUではすでに昨年末に一時禁止され ていますが、日本では、規制がないどころか、この15年間にネオニコチノイド系農薬の使用量が3倍に増加し、残留基準も緩和されつつあります。

人間を守るため立ち上がったミツバチたち | 国際環境NGOグリーンピース

NHKでも放送されています。

謎のミツバチ大量死 - NHK クローズアップ現代

 

グリーンピースでは、この根拠となるデータをあつめると同時に、独自の実験研究もしています。

レポート『滴る毒』 まとめ & BeeMyFriend宣言のお知らせ | 国際環境NGOグリーンピース

 

また、今回は上述の通り再審議が決まりました。しかし再審議はなんと非公開。

次の審査は非公開 ! ―ネオニコ系農薬の食品残留基準の再審議について | 国際環境NGOグリーンピース

電話が来たのは、とにかくこの問題をもっとたくさんの人に知って欲しい、というのが一番の主旨だったようです。私も同感ですので、この記事の拡散を強く希望します。

はてなブックマークツイッターでつぶやいていただくだけでも結構です。

市民の関心が高まっていることがわかれば、行政も非公開でこそこそ決定ができなくなります。できるだけたくさんの人にこの問題を知っていただき、ゆくゆくは各メディアが無視できないほどに話題になってくれれば、と。

(とか言ってセルクマしかつかなかったら恥ずかしいですが…笑)

 

また、別の新たなネオニコチノイド系農薬の審査が始まっています。現在、パブリックコメントの募集中です(6/12 17時迄)。詳しくは以下のページにあります。

パブコメ募集中:新たなネオニコチノイド系農薬の審査が始まっています。 | 国際環境NGOグリーンピース

パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ

 

パブコメは、下記メールフォームから簡単に送れます。ひとことでも良いと思います。意見の数も力です。

内閣府共通 意見等登録システム

この問題に賛同いただける方は意見の送信をぜひよろしくおねがいいたします。

そして拡散・シェアもどうかよろしくお願いいたします。

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